
クラブが目指す姿に向けた、人・組織の課題。 サーベイで捉えた課題を形にする、 名古屋グランパスが取り組む人事領域
株式会社名古屋グランパスエイト 執行役員 事業統括 兼 育成普及部 部長 兼 人事部 部長
谷藤 宰 様
株式会社名古屋グランパスエイト 人事部 副部長
清家 桂太 様
- 教育・スポーツ
- 101~500名
- ペーパーレス化を進めたい
- 人材データを一元管理したい
- 組織の課題把握・分析がしたい
- 人事評価や目標管理の運用を効率化したい
- タレントマネジメント
- 人事評価
- 組織診断サーベイ
HRBrain導入開始:2025年03月01日
クラブが目指す姿に向けた、人・組織の課題。 サーベイで捉えた課題を形にする、 名古屋グランパスが取り組む人事領域
- 課題背景
- 事業規模に伴い従業員数も増加。それにより人事課題も顕在化してきた。
- 今後のクラブの目指す姿や、それに向けて現状の課題の整理、着手すべき優先付けを行って、人事課題に着手していく必要があった。
- 従業員の人事データがExcel管理されており、組織全体の状態を俯瞰して分析・活用できる基盤を整える必要があった。
- 打ち手
- 既存の基幹システムとのデータ連携を軸に据えつつ、組織課題の可視化機能を備えたHRBrainを導入。
- Excelで運用していた目標管理と人事評価をシステム化し、業務負荷を劇的に削減。
- 組織診断サーベイ「EX Intelligence」で全従業員の「期待」と「実感」のギャップを数値化し、人事領域における課題の優先順位を可視化した。
- 効果
- 従業員の期待値と実態との乖離が明確になり、組織課題をより深堀りして検討できるようになった。
- 従来のExcelでの手作業から脱却し、一括システム化したことで、大幅な業務効率化を実現した。
- 可視化された課題に基づき、着手すべき人事施策の立案に役立った。
クラブのあるべき姿に向けた課題の整理と優先付けを。
Q. まずは、名古屋グランパスエイト様の事業内容と、現在担当されている役割について教えてください。
谷藤様:
当社はプロサッカークラブ「名古屋グランパス」の興行・運営を主軸とし、付随するサッカースクールやアカデミーの企画運営、オリジナルグッズの制作・販売など、多角的に事業を展開しています。
クラブ組織の規模としては、役員含めて事業スタッフ社員が約60名、プロ契約スタッフ、アカデミーやスクールのコーチ・スタッフ、選手を含めると200名近い規模の組織となります。
私自身は2020年に入社し、前職はコンサルだったため、人事経験はございませんでした。会社の規模拡大に伴い、会社として人事部を立ち上げたいと考えていた中、人事経験のある清家の入社を機に人事部を立ち上げ、人事部の部長を兼任することになりました。

Q. HRBrainを導入される前は、組織としてどのような人事課題を抱えていたのでしょうか?
谷藤様:
前提として、先ほど説明させていただいた通り、当社ではこれまで人事の機能は管理部署が一機能として担っていたため、「人事部」という専門部署が存在せず、加えて人事を専門に担当する人材もいなかったという実態があります。
直近で事業規模に伴い社員数も増加して、それにより人事領域の課題も多くありましたので、「クラブのあるべき姿に向けての現状課題の整理と、優先順位をつけて計画的に取り組む」ことが人事部のミッションとなります。
Q. データの管理状況についても、課題を感じていらっしゃったとお聞きしました。
清家様:
「情報の見える化」が必要だと感じました。
従業員の年齢・勤続年数といった情報や、過去の異動履歴・評価履歴・研修履歴などの人事情報の多くをExcelで管理していました。従業員の過去の異動歴・研修歴や評価の確認、労務構成の分析などのデータの抽出と加工に時間を要していました。
また、人事施策に対する成果を数値で見える化して、「全体把握」や「優先順位付け」を検討できないかと考えており、その手段としてたどり着いたのがHRBrainでした。
人事課題の優先順位が見えるように。さらに、業務効率化も実現。
Q. 数あるシステムの中から、なぜHRBrainを選定されたのでしょうか。
清家様:
当社では以前から、基幹システムとして別のサービスを利用しており、そこを軸にシステム構築をしていきたいという考えがありました。そのため「既存システムとの連携」ができることが前提の条件でした。それに加えて、「組織課題の可視化」できるサービスを探していたところ、その両方の条件を満たせるのがHRBrainでした。
また、目標管理や人事評価の運用もシンプルにしたいという思いもありました。以前のExcelによる管理から脱却し、蓄積された人事情報を人材育成の検討材料として円滑に使えるようにしたいという期待もありました。
Q. 導入後、特に「組織診断サーベイ(EX Intelligence)」の活用において、どのような発見がありましたか。
清家様:
サーベイを導入して最もメリットに感じているのは、「課題の見える化」と「成果の見える化」です。
HRBrainのサーベイの最大の特徴である、従業員の「期待」と「実感」のギャップで優先順位を測るという手法は、非常に分かりやすいです。実際の診断結果を見える化したことで、課題が定量的にクリアになり、さらに従業員の期待値が高い項目も鮮明に分かりました。
サーベイを通じて、別の見方ができたことは大きな収穫でした。こうした「期待が大きいからこそギャップも生まれている」という構造がデータで示されたことで、人事が取り組むべき優先順位が明確になりました。

Q. 具体的な「成果の見える化」としては、どのような変化があったのでしょうか?
清家様:
人事施策に対して目標設定の数値化ができたことです。
例えば、「満足度を上げる」といった抽象的なものではなく、「期待と実感のギャップを現在の〇ポイントから〇ポイントまで減らす」といった、具体的かつ項目に即したKPIを設定できるようになりました。また、人事領域の課題がスコア化されたことで、経営管理の視点からも分かりやすくなったと思います。
Q. 評価実務やデータ管理の効率化については、どの程度の実感がありましたか?
清家様:
これは大きな変化と言っていいと思います。
例えば、期初・期中・期末の面談シートの回収、そこからの情報の抽出、人事評価結果のとりまとめ、評価会議における準備資料の作成が圧倒的に楽になりました。以前はExcelシートから一人ひとりの素材を抽出し、加工して、検討資料をつくり上げていました。今はHRBrainからシステムから情報を取り出し、それをベースに検討資料を構成できるため、工数を大きく削減できました。時間的な効率化はもちろんですが、転記ミスなどのリスクも無くなり、より本質的な「人材の評価・検討」に時間を割けるようになったと感じています。
また、年齢や勤続年数といった基礎データも、システムを見れば即座に把握できるため、資料を探す手間もなくなりました。この人事情報のシステム化によるスピード感そのものにも大きなメリットを感じています。
Q. HRBrainの機能活用について、これから挑戦したいことはありますか?
清家様:
一つは「取り組みの定点観測」です。
今回のサーベイの結果が、施策を打つことでどのように変化していくのかを、今後も継続的に追っていきたいと考えています。また、自社内の比較だけでなく、他社の優良企業と比べて私たちのスコアやギャップがどう位置しているのかという相対的な分析にも挑戦したいです。
もう一つは「人材配置シミュレーション」の活用です。現在、組織検討を行う際はまだパワーポイントなどを使って検討していますが、HRBrain上で個人の経歴やスキル、異動希望を見ながら、一つの画面で組織としての配置検討できれば、より実りある組織検討ができるはずだと期待しています。ちょうど、人材配置に特化した新機能もリリースされたとお聞きしたので、ぜひ活用していきたいです。
Q. 最後に、貴社と同じように人事課題に悩まれている企業の担当者様へメッセージをお願いします。
清家様:
課題を整理して優先順位をつけていくためにこのシステムを導入するのは、非常に大きなメリットがあると思います。まずは全体を整理し、優先順位をつけるために「情報の土台」を整備することが大切なことだと思います。
これから本腰を入れて組織改革に取り組もうと考えている企業にとって、HRBrainは現状を正しく把握し、進むべき道を示す強力なコンパスになってくれるはずです。

※掲載内容は、取材当時の2026年2月時点のものです。












